コラム

宅地建物取引主任者

宅地建物取引主任者(宅建)は、司法書士資格と同様人気資格でもあります。
「司法書士を受験する前に宅建を受験しておこうかな」と考えた人も少なくないのでは??

宅建と司法書士には共通点も多く、宅建資格取得者がさらに活躍の場を広げるために司法書士資格を取得するケースも多いです。

司法書士の花形業務とも言える不動産登記業務は、不動産取引の知識が要求されますので、司法書士としてさらにステップアップするためには必要な資格なんです。

宅地建物取引主任者試験ってどうなの?

宅建の試験は、司法書士資格取得には有利な試験です。なぜなら、司法書士の試験科目と宅建の試験科目に民法が含まれているからです。
共通科目があるので、司法書士の勉強で学んだ知識を活かすことができ、勉強しなければならない科目が少ないというのは嬉しいですよね。

また、宅建の試験の詳細は次のようになっています。

受験資格 なし(誰でも受験できます)
受験申し込み 7月
試験の日程 10月の第3日曜日
合格率 15%前後
合格発表 12月上旬
受験費用 7,000円

宅建は独学で合格できる??

働きながら、または学校に通いながら、さらに宅建取得のためにさらに学校へ通ったりするのは大変ですよね…。
また、お金もかかりますし、できれば独学で…と考える人が多いと思います。

法律の知識のある人は、独学でも問題ないようです。司法書士試験のための勉強で法律の知識が身についている人は、一から法律を勉強する人よりも有利と言えるでしょう。

簿記検定

司法書士なのに簿記??という人もいるかもしれませんね…。でも、司法書士として独立してから、簿記を学ぶ人はすごく多いです。

もちろん、司法書士の業務に簿記が関係しているわけではないのですが、クライアントからの相談を受ける際に、帳簿から経営の状況を読み取ることができた方が、業務がスムーズになることもあります。
会計に関する相談は税理士に回すという場合が多いようですが、専門業務でなくても、最低限の会計の知識を持ち合わせていたほうが良いのです。

また、独立すると事務所の経営も行なうことになります。経理の人を雇ったり、税理士事務所などに依頼したりする場合は良いですが、そうでない場合は、事務所の会計に関する業務は自分でやる必要が出てきます。
自分の事務所の経営を管理する際にも、簿記の知識が役立つんです。

簿記検定試験ってどうなの?

簿記検定と一言で言っても、日本商工会議所で実施している日商簿記、全国経理教育協会で実施している全経簿記などさまざまな種類があります。
その中で、最も知名度が高いのは日商簿記です。まずは日商簿記検定を受検することをお勧めします。

簿記検定は4級から1級までありますが、実際に業務に活用できるのは簿記3級〜と言えるでしょう。

受験資格 なし(誰でも受験できます)
受験申し込み 試験日の2ヶ月前
試験の日程 2月・6月・11月の日曜日
合格率 (3級)40%前後
(2級)だいたい30〜40%
合格発表 受験地によって異なる
受験費用 (3級)2,500
(2級)4,500

申し込みの方法や合格発表の日程、合格発表の方法は、商工会議所によって違いますので、申し込みを行なう商工会議所で確認する必要があります。

簿記検定は独学で合格できる??

簿記検定は独学でも十分合格できます。ここでは、2級と3級しか紹介していませんが、1級になると格段に難易度が高くなります。1級の場合は、独学で合格が困難な場合もありますが、2・3級は独学でも大丈夫です。

簿記検定2級と3級の試験は同日ですが、時間帯が異なりますので、同時受験も可能です。2・3級のW合格を目指して勉強する人も多くいます。もちろん、独学でも可能です。

簿記検定のテキストや過去問集が販売されていますので、自分に合ったものを購入すれば、すぐに勉強を開始できます。年3回試験が実施されていますので、受験しやすい資格と言えるでしょう。

日商簿記検定受験で最も利用している人が多いTAC出版のテキストを紹介します。

会計の知識は「簿記」から!効率良く学びたい人におススメの簿記書籍

TAC出版書籍販売サイトCyberBookStoreで簿記の書籍を探す
http://bookstore.tac-school.co.jp/book/koza/13/

簿記は働いてから学ぶ人が多い資格でもあります。空いた時間を利用して勉強する人が多いですが、やはり効率良く勉強することが大切!
長年のノウハウがあるから効率良く勉強でき、忙しい人でも一発が可能です。

土地家屋調査士

司法書士は不動産の「権利に関する登記」を業務とするのに対し、土地家屋調査士は不動産の「表示に関する登記」を業務とします。

独立後に活躍の場を広げるために、取得しておきたい資格の一つと言えるでしょう。
実際に、司法書士資格と土地家屋調査士資格のダブルライセンスで活躍している司法書士はたくさんいます。

土地家屋調査士試験ってどうなの?

土地家屋調査士の試験科目は次のようになっています。

土地家屋調査士試験も司法書士試験で身に付けた知識を活用することができます。
土地家屋調査士は足きり点が設定されるので、何点を取れば良いというものではありません。
しかし、司法書士の勉強をしている人は、民法の知識がありますので、比較的有利と言えるでしょう。

受験資格 なし(誰でも受験できます)
受験申し込み 5月下旬〜6月中旬
試験の日程 (筆記)8月の第3日曜日
(口述)筆記合格者のみ11月中旬
合格率 (最終合格率)8%前後
合格発表 (筆記試験合格発表)10月下旬
(最終合格発表)11月下旬
受験費用 7,200円

土地家屋調査士は独学で合格できる??

土地家屋調査士試験は、独学で合格するのは難しいとも言われていますね…。独学で合格している人は少数派とか。

土地家屋調査士試験は図面の作成や分数の計算、三角関数の演算、三角形の比例計算などがあります。数学の知識は高校1年生程度とは言われていますが、やはり難易度の高い問題です。

一般的には土地家屋調査士の合格には1.5〜2年必要とされていますし、法改正などがあると新しい情報を得る必要もあります。スクールや通信講座を利用した方が効率良く学べるかもしれません。

  • 【司法書士試験について】|資格取得のための試験の概要
  • 【登記・供託】|登記や供託はどんなことをするの?

  • 宅建取得で仕事の幅が広がる

    宅建取得で仕事の幅が広がる

    不動産登記業務を行う場合には不動産にて行われる取引に関する知識が必須。宅地建物取引主任者資格があればスムーズに仕事を行える。

  • 簿記は独立時にも役立つ

    簿記は独立時にも役立つ

    経営に関するアドバイスなどを行う場合、クライアントの経営状態を把握しておくために簿記に関するスキルが必要。独立時の会計業務も自分でこなせる。

  • ダブルライセンスが多い土地家屋調査士

    ダブルライセンスが多い土地家屋調査士

    不動産「権利」と「表示」の登記によって司法書士と土地家屋調査士の業務が違う。資格試験には司法書士資格取得時の知識を活かせるが独学合格は難しい。

 
 

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