司法書士,研修,就職

登録・研修・開業など、試験に合格した後のこと

資格を取得するには、試験に合格するだけでなくその後の手続きが重要になります。

運転免許でも取得試験に合格した後に簡単な講習を受けて書類手続きを済まさなければなりません。

司法書士資格を取得して司法書士として活動する為に必要なことはどのような流れになっているのでしょうか?

司法書士登録

司法書士試験に合格しただけでは、まだ司法書士として活動することはおろか司法書士を名乗ることさえ許されていない状態です。

司法書士となるには、試験合格後に司法書士法第8条に基づく「日本司法書士会連合会」への司法書士登録を済まさなければなりません。

司法書士登録の際には登録手数料として25000円を一緒に支払わなければなりません。
また登録手数料には連合会からの補填が掛かっていて、この金額に抑えられています。

新人研修

司法書士試験に合格した、1年以内に登録を予定している全ての合格者は日本司法書士会連合会が主催する新人研修を受講する義務があります。

新人研修の期間は一週間で、司法書士として活動を始めるに当たっての注意点や心構え、実務に必要な能力の育成を目的としたカリキュラムが行われます。

そのほかの研修

司法書士会連合会では、新人研修の他に能力向上などを目的とする「会員研修」と小額訴訟に関わるための「簡裁訴訟代理関係業務」の認定を得ることを目的とした「特別研修」を行っています。

会員研修では5年ごとに参加義務がある倫理性の向上を目的とする年次制研修と、資質と専門性向上を目的とする年12単位の単位制研修があります。

就職・開業はどうする?

登録を終え司法書士として活動することが出来るようになったら、既存の事務所に就職するか自分で事務所を立ち上げて開業するかを考える必要があります。

就職と開業はどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。

就職の場合

既存の司法書士事務所に就職して活動する場合、「既に環境が整っている」ことと「信用がある」と言うことがメリットと言えます。

営業実績があり、仕事が向こうから舞い込んで来る状況は安定した収入に繋がります。
デメリットとしては「雑用を任せられる」「収入増が難しい」ということが言えます。

事務所の規模によっては司法書士としての実務ではなく掃除やコピーなどの雑務を任せられて上に「仕事は見て覚えろ」といった具合で実務に参加させてもらえないことさえあるのです。

就職すると被雇用者としての扱いになるため、思ったように稼げない場合こともしばしばです。

開業の場合

自分で司法書士事務所を立ち上げた場合、「高収入」「自由になる時間が作りやすい」ということがメリットとなります。

デメリットとしては、「営業活動をしないと仕事が来ない」「初期費用がかかる」ということが言えます。
事務所の家賃や光熱費、家具やパソコンなどの準備に宣伝用のチラシや名刺の印刷など、とにかく開業にはお金が掛かります。

開業後は信用を得る為の地道な営業を続けないと仕事が入ってこないことも多いのです。

  • 【司法書士試験について】|資格取得のための試験の概要
  • 【登記・供託】|登記や供託はどんなことをするの?

  • 【司法書士の概要】仕事内容や年収の額について
  • 【司法書士試験対策】過去問を使った勉強法や試験の難易度とは
  • 【司法書士業務の詳しい解説】登記・供託について
  • 【司法のデータ集】全国の法務局や供託所のデータ集